家を塗り替えれば本当に家が長持ちするのでしょうか?グラスサラでは 長く住める家をコンセプトに提案できる雨漏り・防水・外壁塗装の専門店です!

コーキング

 

コーキングとシーリングの違い

コーキングは詰め物・穴をふさぐ意味があり
シーリングは密着・密閉などの意味が含まれています。

コーキング材は合成油・天然油を鉱物と混ぜて作られているのに対し
シーリング材はポリサルファイド・シリコン・ウレタン等から作られています。

元々、コーキング材の方が古くから輸入され、止水材として
使用されていた事から一般的な呼び名として認知度が高いようです。
現在、建築現場ではシーリングが主流でコーキングの使用は皆無といえますが
最初に海外から入ってきた呼び名として 止水材=コーキングに繋がるようです。

正直、少し紛らわしい2つの呼び名ですが建築の施工現場では
コーキングもシーリングも同じ意味としてとらえても問題はありません。

 IMG_1530 (1) 

コーキング(シーリング)の限界と塗装の有効性

 

お客様から
「コーキングの上に塗装をすると長持ちする?」と質問を受ける事があります。
塗装が保護膜になり、紫外線からコーキングの劣化を防ぐ効果はありますが
塗装をする事により、コーキング(シーリング)が破断しないと考えるには無理があります。

理由として
コーキングの目地が、なぜ存在するのか
というところまで話を掘り下げる必要があります。

まず、外壁材であるサイディングやALCのパネルは
パネルとパネルの間には必ず隙間を開けて目地を作ります。
中にはシール処理不可のガスケット目地を使う場合もありますが、
いずれにしても外壁パネルとパネルの間には目地を必ず設ける必要があります。

理由を簡単に説明すると

建築物は工法に関係なく揺れる(例:地震・近隣工事の振動等)環境にあり
揺れる事でパネル同士がぶつかって破損しない様に工夫されています。つまり、
パネル目地部分に隙間がある事により、建物の揺れを吸収するように設計されています。

例えば、コーキングを生身の人間と例えるなら
塗膜は服の役目になり、紫外線から皮膚を守れたとしても、
外部から人体に強い衝撃を受けると生身の体はダメージを受けます。
この事から、日常的に負荷がかかる目地のコーキングはいずれは破断します。

なので・・・
正しくは、コーキングの上に塗装をすると経年劣化は遅れるが
いずれは破断する運命にあるという事です。

ただしコーキングが露出している化粧目地よりは、
塗料がコーキングの保護膜になるので劣化を遅らせる効果があります。

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以外に知られていないコーキング(シーリング)の知識

 

パネルとの継ぎ目
ひび割れなどに使用するコーキング(シーリング)についてのお話です。
少し専門的な話になりますが、コーキングの打ち方には二面接着と三面接着があります。

4壁3壁

壁の底までコーキングが注入されていない状態が、二面接着です。
壁のみに接着されているので建物が揺れても追随性があり、コーキングが
破断しにくい構造になっています。

 そして、壁の底までコーキングが注入されているのが三面接着です。
一見、膜厚があり(分厚く)頑丈そうに見えますが実は底が密着しているため
壁の揺れを逃がす事ができずコーキングが破断しやすいといわれています。
では、全てのコーキングの打ち方を二面接着にすれば良いかというと、そうではありません。

意外に知られていない知識ですが・・・

ここで、必要になってくる考え方が
ワーキングジョイントとノンワーキングジョイント の知識です。

そもそも
二面接着・三面接着と言う技法がある事から
必要な場面で使い分けているというのが正しい考え方です。
簡単にワーキングジョイントを説明すると躯体の動きが大きい場所を意味します。
例ばALC壁の目地などがこれにあたります。この場合は二面接着で対応します。

ノンワーキングジョイントはその逆で、躯体の動きが小さな場所になり、
この場合は三面接着で対応します。例としては、鉄筋コンクリート壁(RC)の
打設目地(階層ごとのつなぎ目)にあたります。


まぁ、専門的に言うと少し違うかもしれませんが、解りやすく言うとこんな感じです。
メリットが高いと思われる二面接着ですが、部分的にコーキングが破断すると
内部に水がたまる事もあり、呼び水となって、そこから雨漏りを誘発する可能性があります。
なので、動きの小さなノンワーキングジョイントに当たる目地は、三面接着にして
出来るだけ水が溜まらない環境を作ります。

水が底にたまる23

また、ワーキングジョイントの中でも特に動きの大きい部位があり、
部位の動きの特徴を知っているかどうかで雨漏り修理方法は大きく異なります。
何故その場所で、どうして、動きが大きくなるのか・・・?
これも以外に知られていない事ですが、とても重要な知識です。

ワーキングジョイントの動きが大きい部位とは・・・

 WS000064

上の写真の四角(赤)で囲んでいる壁の角(コーナー)部分が
建物の中で動きが最も大きく、コーキングに負担がかかりやすい部位です。

理由として、
建物は同じ方向に揺れる様に思われますが、実は面によって動きが異なります。
この、異なる動きがコーキング剥離の大きな原因となり、雨漏り修理及び塗り替え時の
注意点として施工時に気を遣う必要があります。

 

コーキング工事の注意点

コーキング(シーリング)の色々なメーカーがあり、
実際にどのメーカーが優れているかはお客様の立場からは判断が難しいと思います。
ただ、それ以上に重要な事はプライマーがしっかりと塗られているか、
コーキングがプライマーより極端にはみ出していないかはとても重要な事です。

エージング
コーキング(ピンク)

エージング
プライマー(ブルー)

 

どれだけ材料性能が良くてもプライマーの塗布量が少ないと密着不良がおき、
シールがプライマーより大きくはみ出すと、はみ出したところから剥離がおきるからです。
重要なシーリングの工程ポイントですが、以外に軽視されている傾向にあり、雨漏りの誘発的な
原因になっていることが多いようです。

 

 Uカットは正しい施工なのか・・・

壁の雨漏り記事で同じことを話していますが
重要な考え方なので、こちらでも照会をしておきます。

IMG_5028 IMG_5029

ひび割れのUカットに適している壁はコンクリート(RC)です。
理由としてはコンクリートの壁厚 120mm~200mmあります。
この場合、機械でひび割れ部分をU型に広げ中までしっかりと
シール(コーキング)を打つと水の侵入を防ぎ、鉄筋の腐食を押さえる有効な方法です。

しかし、サンダ(壁を切る機械)でモルタル・サイディングにUカットの補修は不向きです。
壁厚 12mm~30mmと薄く、壁を切るときに下地の防水紙を傷つける恐れがあります。

「慣れている」とか「施工が丁寧だから大丈夫!」
などという話ではなく、機械で壁に切り込みを入れるわけですから、
職人さんが自覚の無い一瞬の出来事で防水紙を傷つけてしまう可能性があります。

そもそも、大なり小なり壁は水が浸入しても外部に抜ける仕組みになっており
防水紙を傷つけて雨漏りを引き起こすリスクを作るよりは別の補修方法を お勧めします。

コーキングが切れるとすぐに雨漏りの原因になる?

1.モルタル壁

屋上防水

モルタルの下に防水紙があり、その防水紙の表面を水が下に抜けて行く構造になっています。
雨漏りがおきるメカニズムですが、大きな原因はモルタルと防水紙の間にあるメタルラスとモルタルが剥離し、 剥離した部分に水が溜まり、水が滞留する事により部屋内に侵入します。なので、ひび割れするとすぐに雨漏りに繋がるわけではありません。シールでの簡易補修で、水の侵入をふせぎ内部の腐食(メタルラス)を押さえれば、雨漏りの対策にはなります。ただし、シールの種類の選定として塗装がのる商品を選ぶべきです。

2.サイディング

屋上防水

サイディングの場合も下に防水紙があり、基本的に水は下に抜ける構造になっています。ただ、そのまま放置していると長年の経年劣化で防水紙が痛んだり、新設時の防水紙の不具合で、シーリングが切れると雨漏りが起きる事があります。正常な機能を防水紙が持っていれば、シーリングが切れても問題はありません。

 

3.ALC

屋上防水

右の写真は ALCパネルの裏側部分になります。
見ていただいた通り防水紙は一般的に使われておらず、シールが切れれば雨漏りの可能性は高いと言えます。この事から、モルタル壁やサイディングに比べると、もっともALC壁がシールに頼っていると言えます。経験上では、角のコーナー部分がムーブメント動き大きく主な原因になっています。以上の事からひび割れやコーキング(シーリング)が切れて、雨漏りがおきる可能性が高いのはALCということになりますが、いずれにしても長い間の放置は防水紙を著しく痛める事になるので、コーキングの切れが目立ってくると、外装工事を考える必要があります。

 

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