屋根の上に太陽光発電を取り付けた家をよく見かけます。
メリットとして、家庭の電気料金が安くなり環境に優しいなど
魅力的な商品だとは思いますが、肝心の屋根に優しい商品だとは言い切れません。(^^)

雨仕舞の観点からいえば、屋根にビス止めをするのには、少し抵抗があります。
もちろん、各太陽光のメーカーも検証を重ねた上での取り付けた方法なので
簡単に雨漏りを引き起こす訳ではありませんが、取り付け方法によっては屋根の2次防水で
あるルーフィング(防水紙)の劣化と共に、雨漏りのリスクは上がっていくと考えられます

DSC04861屋根構造

例えば・・・
 野地板と垂木にビスが固定されていたら強い風が吹いても
ビスはある程度 強固なものになりますが、野地板だけにビスが
打ち付けてある場合、台風などの風圧でビスの穴が広がる可能性が懸念されます。
(野地板の貼り方や厚みにもよる)

また、太陽光パネルは一般的に南面に取り付けられますが
太陽光を取り付けたパネルの下は1年中、日陰になり4月時点で
他の屋根面の野地板の温度が23度も違うという報告もあり
小屋裏の湿気が逃げにくく、野地板の水分含有量が多くなるという検証結果も出ています。

そういえば、屋根に穴を開けない方法の太陽光の設置もあります。(^^)
外壁リフォームをしていた時の事ですが、軒の横にある幕板部分に金具で固定してあり、
屋根に穴を開ける事はしていません。この方法だと雨漏りのリスクは無くなります。

 「お~~解ってるやんかぁ~」て、思いながら一人、足場の上で大きく
うなずいた事がありますが・・・はたから見ると変なオジサンに見えたでしようね。(笑

 DSC04388

 屋根にビス止めをする事が、何が何でも間違っているという
わけではありませんがビス止めをしない方法が存在する以上は、
穴を開ける事を良くないと考えるメーカーも存在するということです。
なので、太陽光発電を屋根にのせる場合に考える一つのリスクとして
施工業者も含めて、よく話し合ったほうが良いと思います。(^^)

ポイントとして・・・

1.出来れば、屋根に穴を開けずに施工をする方法

2.穴を開ける場合、架台の位置などで難しい事だが、出来るだけ垂木にビスを止める

3.雨漏りの保証も含めて検討する

気を付ける事は、こんなところでしょうか
私の所に、屋根の部分補修の依頼が来ますが屋根の部分補修は危険である事を
お客様に説明をしています。確かに、部分補修をする業者さんも多いようですが、
ルーフィングの重ねしろなど、雨仕舞の悪い事を考えると数年は大丈夫でも
10年という期間は微妙だと思います。・・・

安くつけたつもりが、数年後に再発して追い金を払って全体の屋根を修理する・・・
このような事が無いようにしなければなりません。
最低でも、一番高い棟の半面は修理対象として考える必要があります。
建物の中で屋根は、紫外線を最も浴び、最も劣化が激しい部位になります。

今、思いついた例・・・
「頭にビス固定する人は、見ないでしょ。」・・・微妙か??
そもそも、いるわけがない・・・(^^:)

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